要素が一つしかない簡単な構造の問題は、かえって解決しづらいもの。

「複雑ってどういうこと?」

って、いろんな要素が絡み合っている様子のことですね。

要素が一つしかない、簡単な構造の問題は、かえって解決しづらいものです。

それは、要素そのものを解決しなければならないからなんです。

複雑

複雑な問題は、要素と要素の組み合わせ方が問題なので、まだ手の打ちようがあります。

例えば、利益が上がらないという問題なら、次の公式から要素ごとに問題を探してみるでしょう。

利益=売上―原価

ここで売上が上がればいいのに、上げられないと悩むか、

売上=単価×客数×リピート率

と書き換えて、単価を少し上げてみようか。
単価を下げて、客数を増やしてみようか。

などと考えることができますね。

さらに、

原価=経費+原材料費

とすれば、経費を抑える手はないか、と考えることもできるでしょう。

一つ一つはほんのちょっとずつでも、各要素で積み上げると大きくなりますね。とくに、掛け算で効いてくる場合はなおさらです。

全部の要素が一切手をつけられないようなら、諦めるという解決策もありますが、

まあそれでも、要素はさらに細かく分解できるものですから、問題の要素を一つにしないことですね。

パズル

解決すべき課題は一つであっても、

その要素を複数にして解決しよう

という考え方です。

これは製品開発でも同じなんです。

詳しくは、また別の機会にお話ししますね。

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