精一杯ってことが実は一番大事なんですね
毎日、三度の食事をいただけることはありがたいことです
最近は食事の前に
「いただきます」と言ってはいけない
まして合掌なんてとんでもない
という進歩的な学校があると聞きます
で、
どうして「いただきます」を言わなければならないのか
説明しようとする方々もいます
気持ちは分かります
でも、大事なことは
どういう気持ちで「いただきます」と言うのか
これを伝えることではないでしょうか?
自分が生きていくうえで
自分以外の命の犠牲が必要なんだということ
米でも、野菜でも、魚でも
すべて他の命なんです
他の命をいただいて生きているんです
このことに感謝するしかないんだ
という気持ちを伝えることではないでしょうか
これを聞いて
いや違う、感謝なんて必要ない!
という人間がいたら
それは、つきあってはいけない人間です
さて、
先日、いじめを苦に中学生が自殺したニュースを見ました
痛ましい事件です
ご両親が学校の対応に不満や不信を抱いているという記事も読みました
だれを責めるという気はありません
ただ、気になるのは
亡くなった男の子のご家庭では
食事の前に「いただきます」って合掌してたんだろうか?
食事が済んだら「ごちそうさまでした」って手を合わせていたんだろうか?
ってことです
生かされてることに感謝する習慣を持っていたんだろうか?
ってことが気になるんです
いやいや「いただきます」「ごちそうさまでした」って言ってたかもしれませんね
感謝の心をしっかり持っていたのかもしれません
でも絶望したんですね・・・・
人生は苦なり
苦しみとは、自分の思い通りにならないことなんですね
生まれた家が裕福とか貧乏とか
自分ではどうしようもありません
男前とか不細工とか
背が高いとか足が短いとか
遺伝子を呪っても仕方がありません
景気が悪いとかお客がわがままとか
嘆いてみても何も変わりません
人生は自分の思い通りにならないことばかり
ってお釈迦さんが悟られたんです
それで、諦めるんではないんです
思い通りにならないことは悪いことばかりではない
ってことに気づけよ
とも仰ってるんですね
心臓は自分の思い通りに
動かすことも止めることもできません
呼吸だって同じです
いちいち考えて息を吸ったり吐いたりしたら
熟睡できませんね
不思議な力で生かされてることに
感謝するしかないですよね
感謝する人は恩返ししたくなります
誰に
何に
どうやって
恩返しするんでしょう
それが生きるということかもしれません
自分以外の誰かのために
今、自分ができる
精一杯のことを提供する
お金があればお金を
お金がなければ、優しい言葉を
恥かしかったら黙って席を譲る
今できる精一杯ってことが大事ではないでしょうか
そういう人って身近にいませんか?
そういう仲間に出会うには
人生は短くありません
今、辛い人へ
きっと、あなたを応援してくれる人がいます
今あなたができることで
誰かを応援してみてください
今、苦しいなら
苦しいときだからこそ、その精一杯がとても貴いのです
人生は苦なり
でも
苦あればこそ楽あり
自分の将来を信じてください!
会社経営でも同じだと思うんですよ
今できる精一杯がとても大事なんですよね