一休さんの遺言
とんちで有名な一休さん
市井の小さな庵で 人々に
本当の佛の教えを説いて回ったんですね
晩年は 大徳寺の高僧として過ごされ
いよいよ この命終を迎えるとき
遺言状を認められたんですね
自分の死後 お寺に危機や 難事が起きたとき
もう、どうしようもない 万策尽きたとき
この巻物を開いて見よ
それ以外 絶対に紐解いてはならない
と巻物を残されたそうです
一休さん没後 何十年か経って
本当に どうしようもない事態に見舞われたんです
全僧侶話し合って 今こそ
一休さんの ご遺言の巻物を開くときだとなりました
全員が固唾を飲んで見守る中
するすると開かれた巻物には 何も書かれておらず
いよいよ紙面が尽きるところ
シンパイスルナ ナントカナル
と書かれていたそうです
この件には諸説 いくつかバリエーションがあるようで
三本の巻物になっており
一本目に 大丈夫
二本目が 心配するな
三本目で なんとかなる
というのも 面白いですよね
いずれにせよ 僧侶全員が大笑いして
その後、難局は切り抜けられたんですね
現代なら
大企業の失敗ニュースに 当てはまる気がしますね
東芝なら
貧すれば鈍する
窮したときに 余裕をもって
広く、遠くを見ることができるか
結果論ですが 見ることできなかったんですね
電通なら
損して徳とれ
負けるが勝ちともいいますね
自分が一番 自分の都合、効率大事に振る舞って
さて、どうなりましたかね
なんとかなる
とは開き直りではなく
心に余裕を持って
広く遠く 見渡し 打てる手を探す 考える
ということなんですね
日頃の心がけ 量稽古が大切ですね
なんとかなる から一歩踏み込んで
なんとかする のが経営者
経営者に なんとかさせるのが コンサルタントですね
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2017.4.27