プロ野球統一球の反発係数問題を品質工学の観点から見る。

球場

 

プロ野球の昨シーズンのことを少し。

NHK報道によりますと、シーズン開幕後に、1ダースずつボールを抜き取って、反発係数を調べた結果、平均値が規則で定められた上限の数値を僅かに上回っていたということです。

 

統一球

 

野球機構では反発係数の基準値を、

0.4034~0.4234

の間に定めていますが、今回は基準値の上限を「0.003」上回って、飛びやすくなっていたそうです。

さて、

どれくらいボールが飛ぶと、どれだけ損害がでるのか?

って考えたくなるんですね。

反発係数は「0.4034~0.4234」の間と定められてましたので、その中間の「0.413」が最も損害が小さいと考えていいですよね。

反発係数の下限と上限で損害がギリギリ我慢できるとして、その値を、とりあえず「100」としましょう。

損失関数で損失を計算しますと、反発係数の二乗に比例しますから、今回のボールだと上限値のわずか「0.003」上回ると、損害は「170」となります。

上限値の損害を「100」としましたので、わずか「0.003」上回ることで、損害が1.7倍になってしまうわけです。

規格を守るためにも、規格を外れたときの損害を、きちんと計算しておきたいものです。

 

決してわ・ず・かではないのです。

 

製品・技術の機能を追求する品質工学の専門家は、普段のニュースのなかにも、品質問題を見つけては、損失関数で解析してしまうんですね。

 

東京ドーム

 

さて、そのニュースでは、平均値の情報しか得られませんでした。しかも6つの球場のうち5つの球場です。

もっと必要なのは、どれくらいバラツキがあったかということです。

製造元のミズノさんでは、同じ製法だとしているそうなので、ミズノさんの製造品質を評価するためにも、バラツキ情報が欲しいですね。

あっ、すみません、

私はデータの独自調査しませんので・・・・

どなたか入手されたら教えてください。


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