水力発電は、実は太陽エネルギーの利用だということ。
再生可能エネルギーで、太陽電池や、風力発電が注目を集めているようですね。
でも、なぜか水力発電は期待されていない、というより、避けられている感じがしますね。

でもね、水力発電って、物理の言葉で表現しますと、
位置エネルギー → 運動エネルギー → 電気エネルギー
という変換なので、大変、エネルギーの変換効率がいいんです。
しかも、位置エネルギーを高めてくれるのは、そう、太陽なんです。
海の水が太陽の熱で蒸発して、上空に運ばれ雲になり、やがて雨となって山に降ります。
これが川となって、海に注ぎ込むんですが、その途中に水力発電所があるんですね。

ということで、水力発電は荒っぽく言えば、
太陽エネルギー → 電気エネルギー
ということになり、この変換効率は太陽電池を上回るんです。
太陽電池は10%程度で、水力発電は80%くらいはあるんですよ。
ただ、ダムなど土木工事の印象がよくないと思うんです。
それをいうなら、太陽電池だって、作る段階でデカイ工場が必要だし、石油もバンバン燃やしてるんですけどね・・・・
ただ、ここで強調しておきたいのは、
見えているところだけでなく、見えないところを含めて考えましょう。
ということです。その意味で、
水力発電って、太陽エネルギーの利用なんだ。
ということを知っておいてほしいんですね。
2015.4.10